1級建築士 設計製図本試験課題検証2026

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本年の設計製図試験を日建学院が検証・詳細分析した
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11月上旬に「2026年(令和8年)1級建築士設計製図本試験 参考答案例(一式図)」を発送します!

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check3ポイント説明会(参加無料)のご案内

本年度本試験課題を徹底検証します。課題のポイント・プランニングの検討・減点箇所など気になる不安を解説します。

実施日 2026年10月13日(火) 19:00~
※各校により実施日が異なる場合があります。
場所 日建学院 直営校
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費用 無料
お申込み 各校によって開催日時・時間が違う場合がございますので、日建学院 直営校にお問い合わせいただきお申込みしてください。
内容 ●試験課題のポイント ●プランニングの検討
●課題から考えられる減点箇所
●受講生の解答状況 ●答案例について

ポイント説明会

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復元プランをお持ちいただき、「ポイント説明会」にお越しいただければ、トータルプランチェックを行います。プラン記入未完成の方もぜひ、ご利用下さい。

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設計製図試験 課題検証

令和8年 一級建築士試験
「設計製図の試験」の課題

ホテル

課題検証

受験者の皆さん、1級建築士設計製図試験大変お疲れ様でした。
試験会場における調査や復元答案等の状況から想定される試験総評について報告します。

今年の本試験は、3階建の指定で延べ面積についての指定はない「受験者自身が設定する」自由度の高い課題でした。課題の内容としては、昨年の試験と比べると難易度は上がりましたが、例年の試験に比べると標準的な出題であったと考えられます。

既存部については、1階がチャペル、2階にウエディングサロンが指定され既存部内部を計画する必要はありませんでした。その他については、客室Aのコネクティングルームに戸惑ったかと思いますが客室間に扉をつけるだけですので課題文をよく読めば対応できる内容と思われます。
客室B・Cの面積やその他必要と思われる室等、受験生が判断する項目が多いものの、エスキスで特に悩む点は少なかったと考えられます。

本年度の設計製図試験課題のポイント

  • ① 床面積の合計(〇〇〇m2以上、〇〇〇m2以下)の指定がなく、容積率から延べ面積の上限を導き出す必要がありました。
  • ② 3階建ての指定で、客室を2階・3階で構成するか、3階にまとめるのかで、状況によってうまく計画出来ず悩むケースがあったかと思われます。
  • ③ 利用者と従業員等の動線計画とセキュリティの確保が求められていたので、ゾーンごとに扉で仕切る等の配慮が必要でした。
  • ④ 既存部の1FLがGL+200mm、階高4,300mmだったので増築部をそれに合わせて計画することで、バリアフリーの計画がしやすくなります。増築部の2階の階高を3,500mm以上にすると増築部と既存部の接合が計画しにくくなるなど注意が必要でした。

法令の適合について

試験課題発表時に示された建築基準法令への適合について

  • ① 建蔽率:1,680m2×0.8(80%)=1,344m2以下
  • ② 容積率:1,680m2×2.0(200%)=3,360m2以下
  • ③ 高さの制限:道路高さ制限、隣地高さ制限、断面図に道路・隣地斜線、最小後退距離、計算式の記入
    ※道路高さ制限及び隣地高さ制限がかからない根拠を必ず記入。
  • ④ 延焼のおそれのある部分:北側の公園は防火上有効な公園ではないので延焼ラインが発生
  • ⑤ 防火区画(面積区画・竪穴区画等)
    ※異種用途区画の指定はありませんでした。
  • ⑥ 避難施設
    ※居室の最も遠い位置から2の直通階段に至る歩行経路、その一に至る歩行距離(60m以内、無窓居室:40m以内)及び重複区間の長さ(30m以内、無窓居室:20m以内)の記入が必要でした。
    ※「敷地内の避難上必要な通路」については、有効幅員1.5m以上の通路を計画する。

課題概要とポイントについて

Ⅰ.設計条件

★計画にあたっては、特に次のことが求められている…特に重要

  • (1)ホテル利用者(宿泊客、チャペル利用者、レストラン利用者)、従業員等の円滑な動線計画及びセキュリティの確保
  • (2)増築部と既存部との接続部の安全性(エキスパンションジョイント、バリアフリー等)の確保
  • (3)敷地内外の環境への配慮

1.敷地及び周辺条件

(1)敷地周辺は、南側は幅員12mの道路を挟んで地上3階建ての商業店舗、西側は幅員6mの道路を挟んで地上3階建ての美術館、北側は公園(防火上有効ではない)、東側は写真館。
上記より利便性を考慮して、メインアプローチを南側、サブアプローチを西側とすると計画しやすい。

(2)敷地は平坦で、敷地と、道路の路面の中心、隣地及び道路の反対側の敷地には、高低差はない。
また、歩道の切り開きは、2か所(1か所当たり6m)まで可能である。

(3)敷地及びその周辺は、近隣商業地域(道路高さ制限における斜線勾配は1.5、隣地高さ制限における斜線勾配は2.5とする。)及び準防火地域に指定されている。
また、建蔽率の限度は80%(所定の加算を含む。)、容積率の限度は200%である。
これら以外に、地域、地区等及び特定行政庁による指定、許可等並びに日影による中高層の建築物の高さの制限はない。

(5)地盤は良好であり、杭打ちの必要はない。

(6)気候は温暖であり、積雪について特別の配慮はしなくてよい。また、水害の危険がない地域である。


2.建築物

(1)構造種別は自由とし、地上3階建ての耐火建築物とする。
※木造、RC造、SRC造・S造等が考えられますが、RC造で問題ありません。

(2)増築部及び既存部は、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する「建築物移動等円滑化基準」に適合するものとする。
ただし、主たる階段は「建築物移動等円滑化誘導基準」に適合するものとする。
※主たる階段は、幅1,400㎜以上、蹴上げ160㎜以下、踏面300㎜以上。

  • (3)要求室【部門は、指定あり】
    • [ 宿泊部門 ]
      客室(階指定なし)
    • ・客室A:12室以上、25m2以上/室
    • ・客室B:2室以上、車椅子使用者用、面積適宜
    • ・客室C:2室以上、スイートルーム、面積適宜
    • ・リネン室:客室のあるすべての階に設ける

    • [ 式場部門 ]
    •  チャペル:既存部の1階に位置する
    •  ウエディングサロン:既存部の2階に位置する
    •  控室:新郎控室、新婦控室、牧師等控室、親族控室(10人程度利用)を2室設ける
       チャペルとの動線に配慮する。

    • [ 管理・共用部門 ]
    •  レストラン:宿泊客、一般客が利用するほか、披露宴
      会場(バンケットルーム)としても使用。
      厨房を設ける。200㎡以上。

    • [ 設備 ]
    •  受水槽室:受水槽及び給水ポンプを設ける。
    •  50m2以上
    •  消火ポンプ室(適宜)… 屋内消火栓用
    •  その他の設備機器等
    • ・電気設備(キュービクル)屋上に設置する。
    • ・空調室外機、エレベーター PS、DS、EPS等を、適切に設ける。
    • ・採用した設備計画に応じて、「機械室」等を適切に計画する。

3.その他の施設等

  • (1)駐車場:車椅子使用者用として1台分、サービス用として1台分のスペースを設ける。
    建築物内に設けてもよい。
  • (2)ホテル利用者用の車寄せを設ける。雨天時の乗降に配慮し、車寄せには、屋根、庇等を設ける。
  • (3)既存部の前庭での記念撮影や屋外イベントなどの利用に配慮し、外構の計画を行う。

4.留意事項

  • (1)既存部と増築部とは接続し、一の建築物とする。
  • (2)耐震性や経済性に配慮し、架構を計画する。
  • (3)設備機器等の搬出入、更新、メンテナンス性及び景観に配慮する。
  • (4)延焼ライン(建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分の位置)を記入する。必要に応じて、延焼ライン及び防火区画(面積区画、竪穴区画等)に要求される所定の防火設備を適切に計画する。ただし、増築部と既存部の隣棟間には、延焼ラインが発生しないものとする。
  • (5)地上に通じる2以上の直通階段を適切に計画する。必要に応じて、「敷地内の避難上必要な通路」 を適切に計画する。

試験終了後に様々な項目で調査いたしました。
その中で一部の項目について、受験者のご意見をまとめました。

  • Q:本試験問題の難易度はいかがでしたか。
    やさしかった、普通だった:48.8%(昨年83.2%)
  •  ※難易度は、昨年に比べると難しかったという結果でした。

  • Q:エスキス完成にかかった時間は、どれくらいでしたか。
    1時間45分以内: 9.4%(昨年23.2%)
    2時間以内  :18.4%(昨年33.1%)
    2時間15分以内:27.2%(昨年22.0%)
    2時間30分以内:21.0%(昨年10.2%)
  •  ※エスキスの完成時間を見ても昨年より難しかったといえます。 ただし例年と比較すると大きな違いはありませんので、今年が特別難しかったと言う結果にはなっていません。

  • Q:本試験の答案用紙Ⅰ(図面)・Ⅱ(記述)は、完成しましたか。
    両方とも完成した:98.4%(昨年100%)
  •  ※難易度は昨年よりは高かったものの完成率は例年より高水準でした。

答案例等については、10/13(火)より全国の日建学院にて実施いたします。設計製図ガイダンス「ポイント説明会」の中でお知らせいたします。
受験された皆様のご参加をお待ちしています。

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